北海道は小麦の収穫シーズンが訪れました!
そこで今回はコンバインとは何か、そしてコンバインをご購入する際に役立つ豆知識も合わせてご紹介させていただきます。
まずコンバインとは、農作物の刈り取り・脱穀・選別を一台で兼備した、大型農機具です!よく稲・麦などの収穫の際に利用されますね。
コンバインは種類が多く、どれを購入すべきか迷うことが多いかと思います。高度な機能を持った機種は、デザインもかっこよく、作業効率をさらにあげてくれそうで魅力的に感じるかもしれませんが値段が高いのが難点です。
農家さんによって必要な機能とそうでない機能がありますので、コンバインを選ぶ時には「畑の規模感にあったコンバイン」「作業スピード」「ランニングコスト」の3点をもとに自身にあったコンバインを探していく必要があります。
1,刈り取り面積を確認する
コンバインを選ぶ時に、まず一度に刈れる面積を確認します。この刈り取り面積によって何条刈のコンバインにすれば良いかがわかります。
コンバインには必ず◯条用と記載されておりこの◯条は一度に作物を刈れる列のことを示します。つまり3条用と記載されているコンバインの場合、3列の作物が一度に刈れるということです。大きな土地であればあるほど条数が多いものを選ぶと効率よく作業が進みます。
しかし、条数が多ければ多いほど良いわけでもなく、作業する土地の広さに対してコンバイが大きすぎると、田んぼの隅の部分などコンバインで刈り取れず手刈りする場所が増えたり、コンバインを操縦しずらくなり逆に作業効率を下げる原因となるので注意が必要です。
2,作業スピード
コンバインを選ぶ時には作業スピードを考慮することも大切です。コンバインは、刈り取るだけでなく脱穀や選別作業も同時に行う機械です。どれくらいの時間をかけて刈り取り作業を行いたいのかを意識せずに、想定する作業スピードに合わない性能のコンバインを選んでしまうと実際の作業時に作業スピードが遅く後悔してしまいます。
コンバインには通常、1時間でどのくらいの作業ができるのか記載されていますので、複数の機種を比較して探すと後悔ないコンバインの購入ができます。
また、この作業スピードを確認する際には、乾燥機の大きさを把握することも忘れずに!
コンバインで収穫・脱穀・選別をおこなったお米はその日のうちに乾燥機で乾燥させなければなりません。
作業スピードを上げるために大きなコンバインで大量に収穫しても使用する乾燥機の大きさに合わず、刈った稲を全て乾燥できなかったら大きなコンバインを使用しても意味がありません。
特に、コンバインを大きいものに買い替える際には、乾燥機にサイズや乾燥をどのようなスケジュールで行う予定なのかを確認することが重要です。
コンバインや農業機械は年々価格が上昇し続けております。
大きいものになると数千万円をゆうに超えてくるんです。
お家が買えますね。そんなコンバインだからこそ今のポイントを踏まえて慎重にコンバインを選んでいきましょう。