近年農業の話題で巷を盛り上げていますが、本日は農業に関する論文で面白い記事がございましたのでご紹介します。
〜農業新時代到来〜
農業は、職人や芸術家の世界により近く、成長産業としては未だ開花以前の業種かもしれません。AIなどの先端技術やバイオ研究に将来への可能性を見る一方で、農業にはさまざまな固定概念があります。 まるで新式と古式が共存するムラ社会のようであり、新参者がしっかりと道筋を確認できるような“真の技術論”が見当たらないのも事実です。
半農半Xとは、小さな農を生活の起点としながら、独自のライフワーク(生きがい)によって社会的な役割を果たす暮らし方のことです。Xは「掛ける」とも「無限の可能性」とも捉えられ、プラスアルファの資質や意義、ひいては自分らしさに関わる中心部分となります。90年代に提唱された概念が再び反響を呼んでいるのは、半農半Xの枠がより拡張し、自分(人間)らしい生活の実現が可能になってきたためと思われます。 完全な自給自足から、市民農園などを利用する“4分の1農”や“16分の1農”まで、配合のアレンジは無限大です。
2拠点生活(デュアルライフ)とは、“都会と農村”などの2つの地域に住まいを持つライフスタイルのことです。コロナ禍に後押しされる形で、長期滞在や地方移住に関する民間サービスが裾野を広げつつあります。 中にはセカンドハウスを田舎に置き、農業を営む暮らしを始める人も増えてきています。 2拠点生活に農業を組み込みながら、一方でリモートワークによる収入も得ることでリスク分散が可能になるのです。
農業は完成形がない日々進化していく業種です。