我々が体調がすぐれない時に医者に診てもらうように、木にもお医者様はいるんです。
謎に包まれた木のお医者さん・・一体どんな職業なんでしょうか。
木のお医者様は「樹木医」と言います。🌱🌱
「樹木医」とは、一般財団法人・日本緑化センターが事業主体となる資格であり
ずばり木のお医者さんです。
仕事内容は・・
・街路樹や公園の木、天然記念物など文化財に指定されている木などの保全・病気の診断・治療
・落枝、倒木などによる人的、物損被害の抑制
・後継樹の保護育成
・樹木の保護・育成に関する知識の普及及び指導
お医者さんなので治療を施すことはもちろん、腐りなどで倒木して人的被害が及ぼされないよう日頃からケアすることや樹木を育てること、その知識を伝承することなども仕事なのです。🐗🐗
では一体診断とはどんなものを行うのでしょうか。
まず木のお医者さんということで、樹木がどのような状況なのかを診断する必要があります。🐻
まずは目視で確認し枝葉がよく茂っているか、幹や枝に損傷がないかを診断します。🔎
目視での観察とあわせて、道具も使って樹木の健康状態を確かめます。🌲
木の内部の状態を詳しく確認する診断方法です。
直径3㍉の細いキリを幹に貫入する測定器を使います。🌲🌲
道路沿いや駅前に植栽された街路樹は根元が狭い場所に植えられているため、根をしっかりと張れません。🐺
木にとってあまり良い環境とはいえず、元気そうに見えても内部に異常を抱えているケースもあります。
精密診断では、そんな木を対象に検査します。🤨🤨
では治療とは・・・
木が生きている周辺の生育環境を改善する「土壌改良」という治療法があります。
木は土の中の水分と養分を吸収して光合成を行って成長します。🌞
根が土からの養分・水分を吸収しやすい状態にするため、「動力噴霧器」を使って土に肥料や改良剤の薬液を注入して土壌環境をより良くして回復させます。
他にも薬剤処理や、地力回復などがございます。😌😌
では樹木医になるには・・
樹木医になるためには、日本緑化センターが実施する樹木医研修を受講して、資格審査に合格し、樹木医として登録されることが必要です。
とても凄い職業だと思います、その木がどのような状態で、何に苦しんでいるのか。
我々人間に伝えたり、理解を促す役割を樹木医の方は担われているんだと思います。😙
木は当たり前ですが話すことができません、その代弁役をしてくれる林業にも欠かせない職業の一つですね。😎