じゃがいもは家庭菜園の中でもかなり上位に上がるほど、手が出しやすい野菜の一つです。🥔🥔
では今回は皆様だけに絶対に失敗しないじゃがいもの栽培の仕方をお教えします。🚀🚀
植え付け時期
ジャガイモの植え付けは春が基本。暑さを嫌うので、2月下旬~4月上旬に植え付け、梅雨明け前には収穫します。
温暖な地域では秋植えも可能で、その場合は8月下旬~9月中旬に植え付け、11月下旬~12月頃に収穫できます。
★ポイント
そうか病予防のため、植え付けの2~3週間前に米ぬかをまいてよく耕しておきます。米ぬかは、ホームセンター・米屋・スーパーなどで手に入り、ジャガイモのうまみ成分を引き出す効果も。🐷🐷
ジャガイモは、親株となるタネイモから茎が伸び、その先端に新たなイモができます。初心者にも育てやすいのは「キタアカリ」。
収穫量も多く、そうか病にも強い品種です。🐏🐏
タネイモ(※)、草木灰(そうもくばい)またはジャガイモ専用の切り口処理剤
※タネイモは、食用や自家栽培したものではなく、ウイルスなどに侵されていないものを園芸店などで購入します。腐敗や黒ずみがなくシワがないもの、しっかりとした芽が複数出ているものを選びましょう。秋植えの場合は寒さに負けてしまわないよう、50~60グラム以上のあまり小さすぎないタネイモを選びます。
(1)春植えの場合、大きいタネイモは、1片50~60グラム以上の大きさに切り分けます。芽の数が均等に付くように、「へそ」(親株とつながっていた部分の跡)を下にして、縦に包丁を入れます。
小さいタネイモは、へその部分を削ぎ落とし、丸ごと植えます。少し傷を入れてやることで、成長力が増すのだそう。秋植えの場合も、切り分けずにへその部分を削ぎ落とし、丸ごと植えます。🚩🚩
★ポイント
横方向に切ると、へその部分から縦に走っている内部の繊維を断ち切ってしまい、タネイモの水分・養分が外に流れてしまいます。必ず縦方向に切り分けましょう。
用意するもの
タネイモ、牛ふん堆肥、有機配合肥料(※)
※有機配合肥料は、うまみ成分のアミノ酸が豊富に含まれた、ジャガイモ用配合肥料がおすすめです。
「大きなジャガイモを育てたいなら、タネイモを浅めに植え付けるのがポイント。浅植えすると土が軽く柔らかいため、イモにストレスがかからず大きく育ちます」🐴🐴
(1)土をよく耕し、柔らかくします。畝の幅は60~70センチほど。ジャガイモは弱酸性の土(pH5.0~6.0)を好むので、土壌酸度計などで事前にpHを測っておくと良いでしょう。
【重要ポイント】
根や地下茎は深く広く伸びるので、20センチくらいの深さまでしっかりと耕しましょう。🐠🐠
(2)畝の中央に、クワで深さ7~10センチほどの、浅めの溝を掘ります。
(3)溝の中に、切り口を下にしてタネイモを1つ置きます。切り口を下にするのは、芽が上向きに伸びるよう、またタネイモが腐りにくいようにするため。
(4)溝の土を崩し、おわん状にタネイモを覆います。後ほど投入する肥料が触れて肥料焼けを起こさないよう、土で守ります。
(5)残りのタネイモを植えていきます。株間は最低30センチは取りましょう。自分の足を利用して、次のタネイモの位置決めと肥料用のポケットを作るのが加藤さん流。溝の中に足を入れ、1つ目のタネイモを植えた先にかかとを置いたら、足先のあたりに2つ目のタネイモを植えます。これを繰り返します。
(6)タネイモを全て植え終わったら、1つの足跡ごと(=1株ごと)に、牛ふん堆肥1すくいと、配合肥料1つかみをまきます。
(7)クワで溝を埋め戻します。決して押し固めず、軽くふんわりと戻すように気をつけましょう。
【重要ポイント】
埋め戻した部分は、空気を含んで柔らかいため、雨が降ると土が下がって水がたまってしまいます。イモが腐る原因になるので、あらかじめ周囲より5センチほど高く盛り上げ、水がたまりにくいようにしておきましょう。🐮🐮
どうでしたでしょうか、じゃがいもの植え付けでも細かく丁寧に育てるとなると様々な工程が必要になるのではないのでしょうか。皆様もぜひ参考にしてみてくださいね。🚩🚩