北海道でたくさん栽培している野菜というと、何を思い浮かべますか?
初夏のアスパラガスに、夏のとうもろこし、秋の大豆や小豆と、北海道の大地では、さまざまな野菜を栽培しています。そのため北海道旅行の中で、野菜を食べるのが楽しみという方もいますよね。
そこで今回はそんな野菜の中から、生産量日本一の”じゃがいも”についてご紹介します。
北海道のじゃがいもの種類ベスト3🥔
1.男爵芋
最初にご紹介するのは、日本全国でよく知られているじゃがいも。まずは男爵いです。
真ん丸い形がかわいらしい男爵いもは、現在の北海道北斗市に川田龍吉男爵がイギリスから持ち込んだ、「アイリッシュ・コブラー」というじゃがいもが元となっています。このことから男爵いもという日本名がついたのだそう。🥔🥔
食感はホクホクとしています。男爵いもには煮ると崩れしやすいという特徴がありますが、その特徴を生かしてマッシュポテトや、ポテトサラダ、コロッケなどに使用するのがおすすめ。粉ふきいもにしてイカの塩辛をつけて食べるのもおいしいですよ。
また長く貯蔵しておいても劣化が少ないため、冬の貯蔵食としても重宝します。
2.メークイン
丸くてごつごつとした表面を持つ男爵いもと違って、細長く滑らかな表面を持つメークイン。こちらも全国のスーパーなどで販売されているのでおなじみですね。
外見と同じように、食材としての特徴も男爵いもとはまったく違います。メークインは煮崩れしづらく、包丁でもピーラーでも皮をむきやすいため、カレーやシチューなどたくさんじゃがいもを使う煮込み料理にぴったり。🥔🥔
以前は男爵いもと違って長い貯蔵に適していないといわれていましたが、低い温度の場所で貯蔵することによって甘みが増すということがわかり、わざと低温所で貯蔵した商品も登場しています。
3.きたあかり
全国的に名前が知れ渡っていない、じゃがいもについてご紹介します。
きたあかりは先日のTikTokでも作業シーンでご紹介しました。
きたあかりははじめにご紹介した男爵いもとツニカというじゃがいもをかけあわせた、北海道の農業試験場生まれのじゃがいも。🥔🥔
男爵いもとよく似ている丸くごつごつとした姿ですが、皮をむくと黄色味が強く甘いため、栗いもという別名があるんですよ。
料理をするときに知っておきたい特徴としては、男爵いもよりももっと質感がやわらかく、煮崩れしやすいというもの。甘くて男爵いもよりもホクホクとした食感が楽しめるので、コロッケなどに最適のじゃがいもです。
おまけ
「じゃがピリカ」
最後にご紹介するのは、ここまでご紹介した以外の珍しい品種のじゃがいもを、手軽に楽しむことができるお菓子。こちらのじゃがピリカはトヨシロ・ノーザンルビー・キタムラサキの3種類のじゃがいもを使用したスナックです。🥔🥔
それぞれ色が違うじゃがいもを使っているので、見た目だけでなく味の違いもしっかりと感じることができます。
北海道ではこれ以外にもおなじみのものから珍しい品種までたくさんのじゃがいもが生産されています。
今回ご紹介した品種の以外にも、北海道内のスーパーでもなかなか見かけないものもあります。
ぜひ、北海道にお越しの際には、道民も知らない品種を探しに「道の駅」などにも立ち寄ってみてもおもしろいかもしれません。🚀🚀